8/19更新
Pfeiffera ianthothele
プフェイフェラ・イアントテレ
4号吊り鉢
Pfeifferaをひとつ育てるなら、まず知っておきたい原種。
なぜなら本種 Pfeiffera ianthothele は、現在のPfeiffera属を考えるうえで基準となるタイプ種だからです。
19世紀にPfeiffera属が設けられた当初は、現在本種の異名とされる Pfeiffera cereiformis ただ1種だけを含む属として誕生しました。
その後、分類の変遷によって Lepismium ianthothele とされた時代もありましたが、分子系統解析によってPfeifferaはRhipsalisやLepismiumとは異なる系統であることが示され、再び独立した属として認識されるようになります。
つまりこの植物、
「Pfeifferaとは何か?」を辿っていくと、最後に中心へ出てくる一種です。
原産地はボリビアからアルゼンチン北西部。
一般的な「森林サボテン」のイメージよりも季節的な乾燥のある地域にも生育する、南米アンデス東側を背景に持つ着生サボテンです。
枝はリプサリスを思わせる細長い姿でありながら、しっかりと稜を持ち、アレオーレには細かな棘を備えます。
育ち始めはやや立ち上がりながら枝を伸ばし、長くなるにつれて外へ広がり、吊り鉢から垂れ下がる立体的な株姿へ。
開花すると枝の側面に小型の花を咲かせ、結実後には丸い果実をつけます。
2010年のPfeiffera属の研究では、開花した本種と果実をつけた本種の姿も掲載されており、花だけでなく果実まで含めて楽しみたい森林サボテンです。
そして分子系統上では、前述の Pfeiffera monacantha、Pfeiffera miyagawae とともに「P. ianthothele clade」を形成。
見た目こそRhipsalisやLepismiumを思わせますが、それは近縁だからというより、樹上生活へ適応する中で似た姿へ辿り着いた「収斂」の一例と考えられています。
リプサリスに似ている。でも、リプサリスではない。
そして数あるPfeifferaの中でも、
これがPfeifferaの“基準点”。
枝姿、棘、花、果実だけでなく、森林サボテンの分類と進化まで一緒に楽しめる原種です。
4号吊り鉢での販売です。
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