10/2更新
Schlumbergera ‘Frony’
Schlumbergera orssichiana Wild Type I × S. truncata cultivar(yellow)
オランダの育種家 Ruud Tropper 氏によって作出されたシャコバサボテンです。
2014年に行われた交配から選抜された実生品種で、国際登録ではORSS Group、花のサイズはXLに分類されています。
‘Frony’の魅力として、まず挙げたいのが花の大きさです。
一般的なシャコバサボテンと並べても存在感のある大輪で、S. orssichianaを親に持つ交配らしい、ゆったりとした花姿を見せます。
花色は黄色をベースにオレンジから赤味が加わる二色花ですが、‘Frony’は色だけで選ぶ品種ではなく、特に魅力を感じるのはとにかく花を期待しやすいこと。
公式登録でも一年に複数回開花する repeat bloomer と記録されており、当方の栽培環境でも9月初頭には蕾を付け始め、秋の間は複数回開花しています。
当方では11月頃までは開花を楽しめることが多く、種子親のオリシチアナの面影を残し、一般的なシャコバサボテンより早い時期から花のシーズンが始まる印象があります。
一方、真冬まで蕾を残すと低温期には蕾が落ちやすくなる傾向が見られるため、‘ Frony ’ は「真冬の花」というより、初秋から晩秋にかけて長く楽しむシャコバサボテンとして捉えています。
生育も比較的素直で、当方では花芽を付けさせる難しさをあまり感じない品種です。
大輪で、咲きやすく、花期が長い。
珍しい花色を追うのではなく、「しっかり育って、しっかり咲くシャコバサボテン」を探している方にもおすすめしたい品種です。
S. orssichianaの血を引くXLサイズの大輪花。
9月頃から始まる早い花期。
そして高い開花性。
育てて花を見る楽しさを、きちんと返してくれるシャコバサボテン、
Schlumbergera ‘ Frony ’ です。
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