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2020/02/14 13:34

後世、Disocactus ackermannii アッケルマン孔雀 と呼ばれるこのサボテンの茎を、初めてメキシコから持ち出したのは、ジョージ アッカーマン George Ackermann でした。1824年の事です。


1829年にエイドリアン ハーディーワーズ Adrian Haworth【学名の後ろに(Haw.)とついていたらこの人の事(*''▽'')】により初め、Epiphyllum ackermannii と名付けられたこの種は、たいへん扱いが難しく、19世紀の終わりごろには標本は死滅していました。


時を同じくして、ある庭師が、D.phyllanthoides フィランソイデス と D.speciosus 花大名との交配に成功し、素晴らしい赤い花を咲かせる品種を作出しました。この植物は活発で丈夫であり、どんな環境にも適応し、花着きも大変良く、広く普及していきました。

後世で言う、 ハイブリッドX 、Epiphyllum ackermannii Disocactus × hybridus 'Ackermannii' です。


20世紀に入り、ナザニエル ロード ブリットン Nathaniel Lord Britton とジョセフ ネルソン ローズ Joseph Nelson Rose 【学名の後ろに(Britton & Rose)とついていたらこの人たちの事(*''▽'')により、The Cactaceae (1919年から1923の間に複数巻で出版されたサボテン科の植物に関するモノグラフ) 執筆、編纂、刊行されました。


その刊行物は、今日につながるサボテン科という分類を形成する土台であったのですが、Epiphyllum ackermanni でブリットンとローズが説明したのは、この交配種でした。


アッケルマン孔雀は、この交配種と入れ替わってしまいました。


時を経て、1943年、チャールズ ジル Charles Gilles は、グアテマラのハラパ近辺の、高くてほとんど登ることのできない樹木上で、種を再発見しました。

彼はなんとか標本を持ち帰りますが、すぐに自分の所有する アッケルマン孔雀 が エイドリアン ハーディーワーズ の説明した種ではないことに気づきました。


このハイブリッドは、今日では Disocactus × hybridus 'Ackermannii' と正確に呼ばれています。




ウイキペディアより抜粋






少なくとも、WWII 以前に作出された、アッケルマン孔雀を交配親に持つ赤花系クジャクサボテンは、実は、ほぼほぼ、花大名が交配親でありそうです。


フィランソイデスは、原種とは言ってもその昔、南アメリカに住む住民によって有史以前から栽培されていたと見られていて、生育地や来歴が判らず、交配種の可能性が高いようです。


花大名が、クジャクサボテンの母親と呼ばれる由縁ですね。(*''▽'')

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